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文部科学省は16日、小学5年と中学2年を対象に4〜7月に実施した第3回全国体力テストの結果を公表した。都道府県別では、県内の小学5年(106校)と中学2年(59校)の男女それぞれの合計点はいずれも全国平均を下回った。3年連続の下位低迷。県教育委員会は「順位は関係ない」としつつも「全国に近づけるよう努力したい」と本格的な対策に乗り出す。
8種目の実技結果を1〜10点で評価した体力合計点(80点満点)の都道府県別の比較では、県内の小学5年は男子が52・67点で44位(昨年42位)、昨年最下位だった女子は52・44点で46位。中学2年は男子が39・84点で41位(同41位)、女子は45・92点で40位(同39位)だった。
種目別で全国平均を超えたのは、小学5年は男子の握力、女子の握力と長座体前屈。中学2年は女子の握力のみで、男子は全種目で低迷した。
県教委は「首都圏のため、運動できる環境の違いなども影響しているのではないか」と分析する。
県教委は、生活習慣の見直しが運動に好影響をもたらすと判断し、本年度に各テスト種目のこつを盛り込んだ冊子や、生活習慣の改善を促すポスターを県内の全公立小中学校などに配布している。
来年度は新たな取り組みとして「生活習慣診断ソフト」DVDを配る。子どもたち自らが普段の運動量、食事の頻度、睡眠時間、テレビ鑑賞時間、排便頻度などの5項目をパソコンに入力すると、その結果と体力テスト結果との関係性から、改善すべき点などが分かるという。
県教委は「毎年実施することで子どもの自覚を促し、運動習慣や生活習慣の改善につながるのではないか」と話している。
第3回全国体力テストは、従来の全員参加を改め、小中学校の19%を抽出する方式となって初の実施で、8種目の合計点は過去2回とほとんど変化がなかった。全国学力テストで好成績が続く福井、秋田両県などは3年連続で体力も高得点になり、固定化傾向が鮮明になった。
国公私立の児童生徒の体力合計点(80点満点)は、小5男子で54・4点(前年度比0・2ポイント増)、小5女子54・9点(同0・3ポイント増)、中2男子41・5点(同0・2ポイント増)、中2女子48・0点(同0・1ポイント増)。
都道府県別(公立)の合計点は、小5、中2の男女いずれも福井がトップ。2位は、小5男女、中2男子で秋田、中2女子は茨城だった。3位は小5男子が新潟、小5女子は茨城、中2男女は千葉となり、秋田、福井以外も過去の上位県が今回も高い値を示した。
種目別の全国平均(国公私立)は、ピークとされる1985年度の体力・運動能力調査と比べて低調で、小5男子のソフトボール投げは85年度の29・94メートルから25・23メートル、中2女子の握力は25・56キロから23・86キロにまでそれぞれ下がった。
1週間の総運動時間が「60分未満」という男子は小5が11%、中2は9%。これに対し、女子は小5が24%、中2は31%に上り、男子より女子の運動習慣が少ない傾向が示された。
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県教育委員会は16日、文部科学省が小学5年・中学2年生を対象に実施した10年度の全国体力・運動能力の調査結果を発表した。県内の小中学生は「握力」や「50メートル走」など新体力テスト8種目の結果を点数化した体力合計点でいずれも全国平均を上回る一方、肥満傾向の割合が全国平均に比べて高かった。
調査は4〜7月、全国の小5男女計20万2183人、中2男女計19万6271人を対象に実施した。うち県内の小5男女は3188人、中2男女は3114人。新体力テストの8種目(50メートル走、握力、上体起こし、長座体前屈、反復横跳び、20メートルシャトルラン、立ち幅跳び、ボール投げ)で体力や運動能力を調査した他、身長、体重、座高なども合わせて調べた。
調査結果によると、県内の小5女子は8種目中7種目で、中2女子は6種目で、小5男子と中2男子は4種目で全国平均を上回り、体力合計点ではいずれも全国平均を上回った。
一方で、肥満傾向の割合は小5男女、中2男女のいずれも全国平均を上回った。特に中2女子は全国平均(7・3%)を3・7ポイント上回る11・0%だった。
身長は、小5男子(138・83センチ)と小5女子(140・21センチ)が全国平均をわずかに上回り、中2男子(159・37センチ)と中2女子(154・88センチ)はわずかに下回ったが、ほぼ全国平均だった。【山下俊輔】
12月17日朝刊
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